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【選】
バス停に先客二人初時雨 り絵 家々に懸大根の村ありし 阿舟
時雨来し愛々傘がいと嬉し 青鈴 時雨傘宵の京都か先斗町 静作
数月の恋に終止符夕時雨 風香 時雨れあと弱々と日の昇り来ぬ 遙
七五三飴持つ袖は長すぎて 遙 放吟の声遠のきて小夜時雨 宙太
大根を干したる道も散歩道 り絵 時雨るるも心ほぐれず針仕事 ひとみ
葉も土も取られ大根選びをり ひとみ 島原を過ぎて長崎夕時雨 静作
冬紅葉沢を伝ひてなほ奥へ 遙 時雨るるや街の灯にじむ神田川 フミ
神妙にぽっくりを履く七五三 遙 大根を煮る火弱めて長電話 新妻
大根のある無人売店朝早し 我王 灰色の都会に時雨来たりけり 土用
初時雨ラジオがワルツ奏でをり り絵 大根引き大根抱えて沢渡る 遊風
父母を引っ張ってゆく七五三 風香 庭椅子の少し濡れをり初時雨 り絵
厚焼きにおろし大根沢の鶴 風香 ふりそそぐひざしも清し時雨れあと 土用
玉砂利をけっ散らかして七五三 春行士 夕時雨鴉の声の遠くなり フミ
猪口を置く風呂吹き大根待つ間 春行士 夕時雨人影も無き関所跡 我王
時雨いま山から沢へ移りたる 阿舟 時雨ても時雨ても待つ女かな 遊風
時雨るるやつい家にゐる日曜日 青鈴 車座の沢の昼めし落葉舞ふ 春行士
時雨る刻紅茶をいれて待つばかり ひとみ
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